どうしてお腹が減るのかな?
満腹の時にはお腹が空かない不思議
満腹の時は全然お腹が空かないなぁ?って思うこと、よくありますよね。
ぼくも日頃から不思議だなぁって思っていました。
食べる前はあんなにお腹が空いていたのに・・・・
食事をして満腹になると、時間にしてたかだか数十分しか経っていないのに、まるで別人のように考えが変わっています。
これって少し恐くないですか?
何を訳のわからないことを言っているんだ!食事をしたからだろ!このマヌケクラゲ!
って言われたらそれまでなのですが、どうしても恐く感じてしまうのです。
なんて表現したらいいのでしょうか。まるで自分が自分でなくなってしまうような感覚というか。
例えるとしたら・・・
ぼくはスヌーピーが大好きで、お弁当箱もスマホケースもスヌーピーのものを使っています。
部屋着も当然スヌーピーなのですが、今着ているお気に入りのスヌーピーTシャツを、10分後に突然破り捨てている自分がいたとしたら、それは恐怖でしかないですよね。
つまりそういうことです。
なぜ満腹時にお腹が空かないのか
生理学的にとか脳科学的にとか多分諸説あると思います。
ただ、偏差値の高い会話には(ぼく自身が)ついていけないので、それは一旦置いておきましょう。
なぜ満腹時にお腹が空かないのか?
それは、食べる前の自分と食べた後の自分が別の存在になっているからではないでしょうか。
つまり、食前と食後の自分には連続性がないのです。
完全に別の存在。みかんとゴルフ場ぐらい別のものです。
ただそれがみかんといよかんくらい似ている別の存在になっているから気付けないだけ。
(みかんといよかんは気付けますが)
そう考えると全てが納得できます。
食べ終わった自分は別の生き物だから、食べ始める前の自分の感情になれない。
自己の連続性について
これは食事の前後だけに限った話ではありません。
今の自分と1秒後の自分が同じ存在だなんて誰が証明できるのでしょうか。
記憶は引き継いでいるし、身体的な特徴もほぼ全て一致している。
でも完全に同じではありません。
今の自分と100%同じ自分なんて1秒も維持できないのです。
違う自分である以上、連続していない可能性も否定できません。
そもそも連続していると感じるこの意識だって怪しいものです。
神のような存在が生き物を操り人形のように動かしていて、ぼくらはそれを自身の意思だと認識しているだけなのかもしれない。
本当は一瞬一瞬別の存在に移り変わっているけど、ぼくらはそれに気づくことができず、移植された記憶を前から持っているものと勘違いしているのかもしれない。
結構「自己」そのものがひどく曖昧な存在なのです。
これは1匹のクラゲの考えですので、100%正しいわけではありません。
そもそもこの考えだって上位の存在から移植されたものかもしれないですし。
もちろん連続性はしっかりとあって、脳が生命維持のために適切に信号を送っているから、満腹の時はお腹が空かないようになっているのかもしれない。
真相は藪の中です。
ただそれでも、一つだけはっきりしていることがあります。
満腹の時にお腹が空いてたら、それは満腹ではありません。
八分目です。