クラゲ化計画

すこし疲れたから休もう。

温泉に浸かる時、温泉もまたこちらに浸かっているのだ

スポンサーリンク

f:id:yanoyu22:20170710232715j:image

浸かっているのだ。

温泉で体を治す

先日の博多グルメツアーで20キロぐらい太ったぼくは、ただただ自分の過ちに打ちひしがれているのでありました。

博多は食べるもの全てが美味しいので仕方ありません。

先日たまたま見ていたテレビ朝日系の人気番組「しくじり先生」で、斉藤こず恵先生は「ダイエットをするなら福岡に行くな」と言っていました。

今まさに福岡にきてぶくぶくと太っている最中のぼくにとって、この発言はどんなに鋭利な刃物よりも刺さります。

ぐうの音も出ないとはこのことです。

ぼくは痩せることにしました。

でも体が弱すぎて運動すると足を負傷し、動けなくなって逆に太るのは何度も経験済み。

もし本気で運動をするのだとしたら足を治しながらカロリーを消費する勢いでないと続きません。

そう考えるともう四六時中温泉に浸かるしかないことがわかりました。

現代医療でもっとも効果的に怪我を治せるのは温泉と相場が決まっています。

浸かるだけでは不十分

しかし早まってはいけません。

温泉が最強の矛だとしたら、ぼくの体は最強の盾。

いくら治そうと思っても治さない力(この力をぼくは逆治癒力と呼んでいます)が勝つのです。

履きなれた靴で毎回靴擦れしているのですから、この力はまさに強大。

飼い犬に手を噛まれるような気持ちがエブリデイなのです。

ただ温泉に浸かっているだけでは、ぼくは体を癒すことができない。

「真に温泉に浸かる」ことができなければ、むしろ悪影響ですらある気がする。

何の根拠もないけど、とにかくそう思ったのです。

「真に温泉に浸かる」には一体どうすれば…

そしてたどり着いたのは温泉との融合、つまり自身の温泉化でした。

温泉化計画

ぼくは温泉になることによって自分の体を治すことにしました。

温泉にさえなってしまえば、周りも当然温泉ですから、世界は温泉で満ち溢れています。

もはや治す足もありませんが、負傷もしないので良しとしましょう。

温泉になるにはきっと修行が必要です。ただ、ぼくは大の温泉好きなので特に問題はないはず。

強いていうならすぐのぼせるので数分で湯からあがってしまう点のみが心配かな。

もし温泉になって周りの温泉が暑すぎた場合、温泉のぼくはどうやって温泉から出るんだろう?

謎は湯けむりと共に深まるばかりですが、そんなことは温泉になってから考えればいいのです。

今は温泉になることにだけ集中すれば良い。

ぼくはさっそくGoogleで「温泉 なり方」と検索したら「温泉ソムリエ協会」のホームページがヒットしました。

温泉ソムリエは温泉になる方法まで知っているのか!と素直に感心。

しかし残念ながら、この協会は温泉になる方法を公開していませんでした。

やはりその名の通り、温泉ソムリエ活動がメインの団体なのです。

…そういえば昔テレビで見たことがあります。

温泉に入ってお湯も飲んで色々解説する人。

ぼくも飲まれるのか…?

調べたところ温泉ソムリエ協会は温泉ゴクゴク協会ではなかったので一安心。

ただ一気にテンションが下がりました。

そもそも温泉になることで体を治すって本当に正しいのかな。

フグは自分の毒で死んだりしない…

ぼくは温泉になるのをやめて、白湯になることにしました。

白湯は体に良いという噂をよく聞くからです。