評価にはものすごく個人差があります。
博多駅前はラーメン屋だらけ
博多といえば豚骨ラーメン。豚骨ラーメンといえば博多。
日本人である以上知らない人はおらず、もはや世の常であります。
ぼくのように頻繁に博多に行く人はともかく、一生に一度か二度九州へ観光目的で行く人にとっては、ラーメン屋選びは非常に困難を極めます。
誰だって一番美味しいお店で食べたいと思うけど、博多駅の前はラーメン屋で溢れているのです。
もうそこら中がラーメン屋。中洲の屋台も含めるなら(駅が違いますが)コンビニよりも多い勢いです。
そんな中で一度や二度博多に訪れた人が一番美味しいラーメンにたどり着けるなんてもはや奇跡。
まさに神の所業とも言えるのではないでしょうか。
つまり無理なんです。
そこで本記事では、ラーメンを愛しラーメンに愛されたこのヤノユウが、ここ数日間で博多駅周辺のラーメン屋さんを独自に調査し、明らかとなった事実をお伝えします。
「最も美味しい博多駅前のラーメン屋はどこか?」という疑問に対する回答は、本記事を読めば自ずと明らかになるでしょう。
調査1日目:お寿司に惑わされる
調査1日目。
ぼくはさっそく博多の街に繰り出しました。
まずはAMUプラザ内にある行きつけのスヌーピータウンショップでスヌーピーグッズを物色し、お腹を空かせます。
どんなに美味しいラーメンも空腹時でなければ蛇足。
空腹は最高のスパイスなんです。豚骨ラーメンで言えば紅生姜みたいなものです。(ぼくは入れない派です)
そして買ったのがこれ。
スヌーピーとウッドストックの箸です。
すごく可愛かったので衝動買いしました。
ラーメンは箸で食べるものですからね。
ここでも調査に対するやる気の高さが伺えます。
やる気は十分です。
そして気付いた時、ぼくは博多駅を離れ、天神の大人気回転寿司屋、「ひょうたん寿司」にいました。
あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!「ぼくはとんこつラーメン食べようと思っていたらお寿司を食べていた」 pic.twitter.com/y8U0tE7xIk
— ヤノユウ (@yanoyu2222) 2017年7月8日
ここは本当におすすめです。
1皿100円のお店ではないので値段はそこそこしますが、ネタの質が段違い。
ヨーロッパには「ひょうたん寿司に慣れるとス◯ローやく◯寿司で食べられなくなる」ということわざもあるくらいです。
行く人は「覚悟」を持って行ってください。
そしてお寿司に「敬意」を払うのです。
ぼくはいつも回転寿司に行くと6皿くらい食べるのですが、ひょうたん寿司は美味しすぎて12皿食べました。
死ぬほどお腹いっぱいになったので1日目の調査はここで終了。
調査2日目:もつ鍋からのピザパーティー
前日の行いを大いに反省したぼくは、自身の目的を忘れないように博多駅前で三度唱和したあと、博多駅のデイトスへと向かいました。
デイトスとは馴染みのない方も多いと思いますが、いわゆるラーメンストリート的なスポットがございまして、博多周辺の人気ラーメン店が軒を連ねるのであります。
「ShinShin」「博多一幸舎」「だるま」あたりは常に行列ができています。
正直この辺はハズレがないです。
豚骨の臭みが苦手な人は「ShinShin」、ガツンとした豚骨を味わいたいなら「博多一幸舎」「だるま」がおすすめです。
もっとも「博多一幸舎」は博多駅の博多口を出て、西日本シティ銀行の裏に行くと本店があるのでそちらに行った方がいいと思います。
ぼくは迷ったあげく「もつ鍋おおやま」に行きました。
だって美味しいもん。もつ鍋。
上記の記事にもある通り最高なのです。
一人でももつ鍋が楽しめるなんて夢見たい。
なんか今日はやりきった感があったので、夜はピザを頼みました。
ピザ美味しいいいいいいいいあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ pic.twitter.com/Ka4CAwBIcD
— ヤノユウ (@yanoyu2222) 2017年7月9日
ドミノピザのサクサクのピザ最高!!
2日目の調査はピザパーティーの閉幕とともに終了。
調査3日目:ラーメン屋に行く
さすがにドミノピザは博多関係ないな…と反省し迎えた3日目。
よく考えたらまだラーメン屋に行ってない…
博多には誘惑が多すぎる。
改めてこの町の恐ろしさの片鱗を味わいました。
でもこれだと記事が成り立たないので1軒ぐらい行ってみようかなと思って街を散策したところ、明らかに一番美味しそうなラーメン屋を見つけました。
京都白川に本店を構える人気ラーメン店天下一品。
実はぼく、全国の天下一品を巡るのが趣味なんです。
今までで行ったことのある店舗は50店舗ぐらいだと思います。
恥ずかしながら、博多駅前店は今日が初めてです。
「替え玉はございませんが並でよろしいですか?」と博多ならではの応対に少し感動しながらもラーメンライスセットを頼みます。
隣のお客さんが「豚骨ラーメン一つ!」と頼んでいたのも印象的でした。
天一はこってりラーメンですが豚骨ラーメンにあらず。
鳥をベースにいくつもの野菜を煮込むことでどろどろのスープが出来上がることは世間一般の常識かと思っていましたが、ここは博多。
独自のラーメン文化が根付いたこの地に立ち並ぶ天下一品博多駅前店は非常に趣深い店舗であると言えるでしょう。
出来上がったラーメンはいつもと同じビジュアルのこってり。
結局これが一番美味しいのです。
ただ少し厳しめに評価させて頂くと、全国の天下一品の中では平均レベルだと思います。
5段階評価なら3くらい。
味はかねがね合格点なのですが、こってり度が少し薄いです。
シャバシャバ系のスープは天一好きからすると少し物足りなく感じます。
同じ系統でも、東京の神田店や、埼玉の本川越店あたりは水分多めでありながらも深みのあるスープを再現しているので、この辺を目指して欲しいです。
ただそれでも十分美味しいし、東京の池◯店や新◯店のようにスープがぬるくない。
メニューの多さやお店の雰囲気はかなり良かったので九州で天一を食べたくなったらここに来るのはありだと思います。
次はどこの天一に行こうかな。