※本記事は特定の宗教を批判する記事ではありません。
海の日に考えたこと
夏はまさに地獄の季節。
ぼくは極度にお日様の光に弱いため、外に出ることができなくなり、3連休も暗い部屋で一人ジェンガをしながら過ごすのでありました。
こういった非生産的行為を嗜んでいると、低すぎて地面を突き破りブラジルに到達してしまいそうなぼくの意識も少しずつ変わっていきます。
たまには何か身になることがしたい。
こんな前向きなことを考えるのも何かの奇跡なので、せっかくだし修行をすることにしました。
修行して痩せる
修行をするなら精神を鍛えるとともに、健康で文化的な最低限度の体形を目指したいものです。
全ての元凶は博多グルメツアー。
悪魔の罠ってこういうことを言うんですね。
美味しくて本当に幸せでした。消えて無くなりたい。
ダイエットに重きを置いた修行となると、種類も自ずと二つに縛られてきます。
そうです。
忍術か断食です。
断食がダイエットに効果的かどうかは諸説ありますが、基本的に食べなければ痩せそうですし、忍者になればそういうのはもう全部関係なくなります。
気持ちは9割5分くらい忍者に傾いていました。
ただよく考えると忍者になるには外に出ないといけないんですよね。
日焼け出来ないから家に引きこもっているのに、忍者になるために日に焼けるとは愚の骨頂。
飛んで火に入る夏のクラゲです。
あまり気は進みませんが、他に選択肢もないので断食することにしました。
逆ラマダーンで逆断食をしよう
断食と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、やはりイスラム教のラマダーンの季節。
世界的なイベントなのでこのビッグウェーブに乗るしかない!と思ったのですが、今年はもう終わってました。
※ラマダーンは毎年約11日ずれます。今年は5月末からでした。
完全に乗り遅れてしまいやる気を失いかけたのですが、よく考えたらぼくはイスラム教徒ではないし、むしろクラゲ教的ラマダーンを作った方が良さそうです。
とりあえず今日から1ヶ月を断食の期間とします。
海の日の翌日からがクラゲ教のラマダーンです。
来年になってもギリギリ覚えてられそう。
ところで、ラマダーンで断食と聞くと、1ヶ月間何も飲み食いできないしんどいイベントと勘違いされてる方も多いですが、実際はそんなこともないです。
むしろ食べられないのはお日様が昇っている間だけ。
日の出前と日の出後にいっぱい食事できます。
ただ、さすがにこれをやっても痩せなそうだし、むしろ太りそう。
そもそもダイエットのためにやること自体が本来の趣旨からずれているので仕方ありません。
それに伝統ある宗教の教えというのは、得てして現代の生活に組み込もうとしても上手くいかないことが多いのです。
まして国も違えば文化も違う日本でこのルールに従うのは困難を極めます。
宗教の歴史は常に変革の歴史。
ユダヤ教の教えに背いて安息日に労働するキリスト教が生まれたように、その時代ごとにアレンジを加えた新しい宗派を作るのもよくあること。
そこでクラゲ教では「夜寝る前にご飯食べると太る」という現代の常識を取り入れた新しいラマダーンを提案します。
つまりまとめると「お日様の出てる間しかご飯を食べてはいけない」というルールの元断食しよう!ということです。
これは断食なのか…?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、安心してください。
ぼくもそう思いました。
ただよく考えると、クラゲのぼくですらさすがに日中にはやることがあるので、夜お腹が空かないように四六時中食べ続けるなんてことはできません。
別に制限してるわけじゃないけど、ぼくの生活リズム的には色々制限されそうな気がします。
ちゃんとしたラマダーンは飲み物も飲んじゃいけないのですが、熱中症とかこわいので日没後も「いろはす」と「コントレックス」はOKとします。
ぼくはコントレックスが苦手なので実質いろはす一択です。
あとぼくの血はトマトジュースでできてるのでこれもOKとします。
貧血で倒れたりしたら困りますしね。
細かいことを言いだせば、ラマダーンって断食だけじゃなくて喧嘩とか色々なものも禁止するのですが、その辺も考え出すとお腹が空きそうなので、とりあえずうやむやにします。
原型はほとんどなくなってしまいました。
でも目的はほとんど一緒です。
欲を捨てて良い感じになるぞ!って思いながら断食するのは変わません。
とりあえず逆ラマダーン(仮称)を1ヶ月続けてみます。
この記事を書いている間に、すっかり日も落ちてしまいました。
お腹すいたよ…