クラゲ化計画

すこし疲れたから休もう。

ダイエット中にさくぱんを食べたから地獄に行ってきた【別府温泉旅行・潮騒の宿 晴海】

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地獄の業火で燃え尽きて来ました。

自分で決めた戒律を破る

先日始めたクラゲ教の戒律、通称「逆ラマダーン」。

海の日の翌日から1カ月間、お日様が昇っている間しかご飯を食べてはいけないという厳しい規則であります。

修行を乗り越えた先には輝かしい未来が待っているはず。

ぼくは毎朝、日が十分に登りきってからタリーズやコメダに通い、サンドウィッチを食べ、夕方の日が落ちる前にはカップラーメンを食べて飢えを凌いでいました。

しかしそんな生活の中で、一つの過ちを犯してしまったのです。

いつも通り夕食にカップ焼きそばUFOを食べ、お昼寝を嗜んだ後に悲劇は起きました。

寝起きで頭がぼーっとしていたぼくは、うっかり目の前にあったさくさくぱんだを食べてしまったのです。

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寝ぼけてさくさくした数秒後、自分の犯した過ちの大きさに気づきましたが、後の祭り。

今まで積み重ねてきた何かが全て崩れ去る音が聞こえました。

ああ、神(クラゲ)よ、ぼくをお許しください。

クラゲがクラゲに許しを請う姿は、皆様からしたら大変滑稽に見えるでしょう。

でもこれは大事なことなのです。

ぼくは反省の気持ちを込めて、自らの肉体を地獄の業火で焼き尽くすことにしました。

別府温泉で懺悔の旅

というわけで別府温泉にきました。

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(↑別府駅前の油屋熊八氏像)

「山は富士 海は瀬戸内 湯は別府」なんて言いますけども、決して温泉に浸かってリラックスするために来たわけではありません。

これは懺悔の旅。悔い改めるための反省の旅なのです。

なので駅前にある手湯になんか浸かっている暇はありません。

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(↑手湯、とってもあったかい)

ぼくはポカポカになった手をハンカチで拭いながら、足早に天丼の有名な「とよ常」に向かいました。

「とよ常」は言わずと知れた別府駅前の人気店です。

早く行かないと混んで列ができてしまいます。

列ができるなんて…なんと恐ろしいことでしょう。

空腹時に列に並んで待たないといけないなんてまさに地獄。

ただ運良く並ばずには入れました。

注文したのは名物特上天丼。

なんと野菜や魚の天ぷら+大きな海老天2本で750円と破格の値段です。

これでは地獄じゃない、むしろ極楽だ…

そう思って海老天をもう1本追加してみました。

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写真でうまく伝わるかわかりませんがすごいボリュームです…まさに地獄。

サクサクの天ぷらとジューシーなエビが最高のハーモニーを奏でております。

なんて美味し、いや恐ろしいんだ…

別府に着いて早々と地獄を味わうことになるとは…

ただこんなのは序の口。本当の地獄はここからだったのです。

別府温泉地獄めぐり

別府で地獄を見るとしたら「地獄めぐり」しかありません。

そのためにわざわざ名古屋から来たのです。

地獄めぐりは7つの温泉を巡って修行ができるスポット。

全部回ってきたので一つずつ紹介していきます。

海地獄

最初にたどり着いのは「海地獄」。

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真っ青な湯がとても美しい、クラゲ向きの地獄だと言えます。

早速懺悔のために入って茹でクラゲになろうと思ったのですが、「立入禁止」と書いてあったのでやめました。

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看板にだけは逆らえませんのでやむなしです。

反省の気持ちはちゃんとあります。

気を取り直して次の地獄に向かいましょう。

 鬼石坊主地獄

次の地獄は「鬼石坊主地獄」。

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写真右下の灰色のブクブクが坊主の頭の形に似ているからそう呼ばれているそうです。

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まあ・・・言われてみれば、そう見えないこともない、かな?

この地獄も柵の中に入ることは禁止されていました。

ここでも焼きクラゲになることを回避。

坊主の優しさに感謝です。

かまど地獄

次は「かまど地獄」。

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なんかさっきまでとテイストが違います。

たぬき可愛すぎる。

きっと中にはたぬきでいっぱいの地獄なのでしょう。

きっと「平成たぬき合戦ぽんぽこ」みたいな感じですね。

地獄とは程遠いですが、一つぐらいそんな地獄があってもいい気がします。

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たぬき全然いない・・・

代わりに鬼がいました。

状況が全く飲み込めないけど、なんだか青鬼がかわいそうです。

ここかまど地獄ではいわゆる「地獄ソフト」を味わうことができます。

ぼくはその中でも一番ヤバそうな「赤鬼ソフト」を注文しました。

辛さは小・中・大から選べます。もちろん大を選びました。

懺悔の旅ですからそれぐらい当然です。

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・・・完全に食べちゃいけないやつでした。

唐辛子の他にシナモンも入っていて甘さと辛さが交互にやってきます。

完全に味覚が崩壊。

結局一番地獄っぽさを味わったのはこれだった気がします。

鬼山地獄

次の地獄は「鬼山地獄」。

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とってつけたようにワニって書いてありますね。

この地獄は温泉の蒸気を利用して、ワニを1年中屋外で飼育していることで有名です。

ぼくは結構ワニが好きで、学生の時はヴィレッジヴァンガードで買ったワニのぬいぐるみの筆箱に「小林」という名前をつけて愛用していました。

鬼山地獄では決まった時間にワニの餌やりショー的なものをやっています。

これはワニ好きにはたまりません。

開始10分前にはしっかりとワニが見やすい位置を確保して、その時を待ちました。

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リアル・ワニワニパニック⭐︎

70匹のワニが餌の鶏肉や馬肉を食いちぎる姿は圧巻でした・・・

白池地獄

次の地獄は「白池地獄」。

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温泉の湯の色に特徴があるらしいのですが、それよりも熱帯魚館が目立っている変わった地獄です。

見学していてもその大半が熱帯魚を見る時間に費やされます。

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人食魚ピラニア。

横の説明には「人などは5分で食い殺す」と書いてありました。

人じゃなくてよかったって思ったけど、よく考えたらクラゲは1分も持たなそうです。

同じ水槽に入れられなくてよかった。

血の池地獄

次の地獄は「血の池地獄」。

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真っ赤な湯が印象的な、ある意味正統派な地獄です。

この温泉に浸かれば懺悔感が出ます。

もちろん立ち入り禁止でした。

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こうしてみてみるとすごく綺麗。

背景の緑とのコントラストも最高です。

ちょっと遠くから見ると少しニンジンにも見えてきます。

だめだニンジンにしか見えなってきた・・・

龍巻地獄

最後は「龍巻地獄」。

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この温泉は温泉が吹き出しているところを見ることができます。(写真は吹き出している所を撮りました。)

常に吹き出しているわけではなく、30分おきに10分程吹き出すみたいです。

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吹き出したお湯は30mぐらいの高さまで飛ぶそうです。

ただそれだと安全に見学できないので別府温泉の方々の粋な計らいで屋根みたいなのをつけています。

これで火傷せずに助かるというわけです。

別府温泉の方ありがとう!

プリンセスキティーズ

一通り温泉を回ったら疲れたので、別府駅の近くのカフェで休憩しました。

お店の名前は「プリンセスキティーズ」。

名前からして可愛らしい感じです。

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お店の中はアンティーク調。

こういう雰囲気の良い喫茶店って好きです。

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チョコレートケーキでいっぱいのプリンセスパフェは最高に美味しかったです。

冬限定のベリーパフェもいつか食べたいな・・・

そしてホテルへ、潮騒の宿 晴海

もう十分地獄は味わったのでホテルに向かいました。

今回宿泊するのは「潮騒の宿 晴海」。

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結構人気のホテルみたいです。

ぼくが予約した時もたまたま一部屋だけ空いていただけでした。 

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多分一番グレードの低い部屋ですが、オーシャンビューです。

ソファーもいい感じ。全体的にお洒落です。

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海の見えるテラスは最高すぎます。

ずっと眺めていたくなりました。

しかもこの部屋、源泉かけ流しの露天風呂がついています。

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地獄を巡って疲れたぼくにはとても嬉しいです。

24時間いつでも海を見ながら温泉が楽しめるのです。

もちろん温泉は客室のみでなく、他に2つもあります。

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クラゲっぽいSPAも見つけました。

 夕食は和食のコースを選択。

どれも凝っていて味わい深い一品の数々でした。

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今更だけど写真が多すぎるのでこれくらいに留めておきます。

夕食後はラウンジでジャズバンドのライブも楽しめました。

朝食もすごく美味しかったです。

別府にお越しになる際は「潮騒の宿 晴海」をおすすめします。

旅館で和の雰囲気を楽しむのもいいけど、夏の温泉旅行はリゾート感覚のホテルも最高です。

海を見ながら温泉に入りたい人は是非。

久しぶりにまた泊まりたいなと思えたホテルでした。