でもお洒落でかけるならありだと思います。
目が悪い
ぼくは昔から視力と頭がとても悪くて、それはもう救いようのないことになっています。
特に視力については意味不明な感じです。
小さい頃、ぼくは目医者さんに遠視と診断されて眼鏡をかけ始めました。
そしてそのまま月日は流れ、高校時代のある日に、いままでかけていた眼鏡が近視用のものに変わりました。
その瞬間ぼくの中で何かが崩れて行くのを感じました。
今まで眼鏡をかけてきた人生を否定されたような、悔しいような悲しいようなそんな感覚。
季節とともにぼくの目を何かが通り過ぎていったようです。
知らないうちに、大切な何かを失ってしまった。
そして高校生のぼくは、何かを悟ったかのように眼鏡をかけるのをやめて今に至ります。
眼鏡をかけないことに慣れた
振り返ってみると、かなりの年月を眼鏡をかけずに過ごしています。
もうこちらの方が当たり前のような状態です。
完全に慣れました。
たまに不思議な方々から、
「眼鏡をかけないでちゃんと見えてるの？」
という耳を疑いたくなるような質問をよく頂くのですが、もちろん見えていません。
全てがぼんやりしています。
信号の色とかは識別できるので死ぬことはありませんが段差とかにはよくつまづきます。
ちなみに乱視もひどいので夜は毎日ライトが膨張してカーニバルと化しています。とても綺麗です。
目に見えるものだけが全てじゃない
便利か不便かで言えば、きっとほとんどの人が不便と感じると思います。
ぼくより目がいい人でも眼鏡を手放せない人は多いので、きっと生活の一部になっているのですね。
ぼくは日常生活の中で、見たいものよりも見たくないものの方が多すぎます。
現実逃避がしたいのです。
寝たら夢から覚めたくないし、クラゲになってゆらゆら揺れてたいだけなのです。
それに見えるものだけを信じていると、いつか必ず足元をすくわれます。
「目に見えるものだけが真実じゃないってこと！」
これは芸人の鳥居みゆきさんの言葉です。
つまり要約すると、大事なのは心ということです。
外見や綺麗な景色だけにとらわれず、心の目で真実を見極めることこそが、本当に大切なことなのです。
そんな考え方を大事にしつつ、本当に見たい景色が目の前に広がっている時、初めて眼鏡をかけるというスタイルもありなのではないでしょうか。
ちなみにぼくが眼鏡をかけない本当の理由は似合わないからです。
