人生は時間稼ぎに過ぎない。
逃避行に行こう
いつからこんな生活をしているのかはもう当の昔に忘れてしまったけど、自分にとってもう限界だと思ったらすぐに旅に出るようにしています。
ここ最近、その限界がすぐに来るようになっているのが少し気がかりではありますが、とりあえず今はこうするしか手がありません。
本当に追い詰められて、いなくなってしまった人を何人も見てきたからこそ、この行動は正しいと信じています。
ぼくも昔はひたすらひきこもって寝込んだり、処方されたお薬に頼ったりもしたけど、残念ながらそれらの方法では救われませんでした。
そしてある人に薦められて荒療治に挑み続けていたら、いつのまにかこのスタイルに落ち着いたのです。
今では一歩も外に出れないなんてことはなくなって、むしろ家にいることがとても恐く感じてしまいます。
同じような人に会ったことはないけど、海は広いのできっと他にもいるはずです。
もし会えたら仲良くなれるはず。
ただ残念なことに、憂鬱になればなるほどひとりぼっちになってしまうので、旅のほとんどはひとり旅です。
SNSで仲良くしてくれる人はいるけど、現実はひとりぼっち。
とてもさみしいけど、寂しくなればなるほど人は離れていくので、このループから抜け出せる気はしません。
美味しい料理を食べて、綺麗な景色を見て、楽しいふりをする。
自分をだましだましやっていくことが生きることの活路だと思います。
毎月赤字でお金も順調になくなってきているし、このブログは収益が全く上がらないしで、いつまでこの生活ができるかわからないけど、続けられる限り続けようと思います。
完全なクラゲを目指して
ここしばらく、自分はクラゲになれたのだと信じて生活してきました。
できる限りゆらゆらしていたし、海にも頻繁に行きました。
たぶん、まったくクラゲになれていないこともないと思う。
かといって完全にクラゲになれたかというと、そうでもないような気がします。
この憂や不安をすべて払拭しないと、本当の意味でクラゲになれたとは言えません。
そんな日が来るのかはわからないけど、それができないと人をクラゲに変える意味もなくなってしまいます。
まずは賞味期限の短い自分自身を、早く完全なクラゲに変えなくてはいけない。
なにができるのかはわからないけど、こんな時こそクラゲを信じて、一人つき進むしかないのです。
保健室の先生
過去の自分を振り返っていたら、昔一年間保健室で過ごしていた頃を思い出しました。
真面目な生徒と真面目な先生しかいない普通の学校で、授業にも出ず単位も足りなかったはずなのに、何事もなかったかのように卒業させてもらえたのは、きっと仲の良かった保健室の先生が助けてくれたからだと思います。
ぼくの短い人生の中で数少ない、心から感謝している人の一人です。
絶対にこのブログは読んでいないと思うけど、あの時はありがとうございました。
あの頃、先生とは本当に色々な話をしました。
今思えば、まだ社会に出て数年の人だったので、きっと先生にとっても、一日中一人で保健室にいるのは退屈だったのでしょう。
体調不良の生徒が運ばれて来る時以外は、ずっと二人で話をしていた記憶があります。
ある日ぼくはいつも通りベッドに腰掛けてポイフルを食べながら、先生の恋話に耳を傾けていました。
大人も大変なんだなーって他人事みたいに感じつつ、なんとなく思ったことを聞いてみたのです。
「先生、ぼくもいつか先生みたいに恋人とか大切な人ができるのかな?」
先生はいつも通りの表情で
「ユウのことを好きになってくれる人はきっとこの世にはいないと思うよ。でももし好きになってくれる人が一人でもいたら、その人のことを大切にしてあげてね」
先生、ぼくはまだその一人を見つけられていません。
やっぱりいないのかもしれないです。
今の所、孤独に耐えながら一人クラゲ化を目指すしかありません。
寂しくなったり限界がきたりしたら、その追っ手に捕まらないように上手くかわしながら、逃げ続けていくしかありません。
今日も早く逃げないと。