崎陽軒のシウマイ弁当をレビューをします。
横浜について
先日用事があって横浜に行って来ました。
ぼくは昔ほんの少しの間だけだけど、横浜に住んでいた時期があるのです。
そのせいか、たまにしか行く機会はないのに旅行感が出ないんですよね。
山下公園は地元の公園と同じ感覚ですし、赤レンガ倉庫も3匹の子豚が建てた家と同じ気持ちで見てしまいます。
オオカミに吹き飛ばされないしっかりとした造りは素晴らしいですね。
中華街は割と好きで、年に一度飲茶食べ放題のお店に挑みに行きます。
50品ぐらいあるメニューの全制覇を目論んで乗り込むのですが、いつも半分も注文できずに終わります。
もともと大食いとか向いていないのです。
だからこそ、身の丈にあったものを選ぼうと思い、シウマイ弁当にしました。
崎陽軒のシウマイ弁当
崎陽軒のシウマイは横浜名物として有名です。
シュウマイじゃなくてシウマイ。
幼い頃から崎陽軒で育ってきたのでこっちが普通だと思ってました。
(実家には崎陽軒のキャラクターの醤油差しがごろごろ転がっています。)
シウマイ弁当の存在は前から知っていたのですが、名前の割にシウマイが5個しか入っていないことを理由に買うのを控えていました。
でもよく考えたら、シウマイを一度に5個も食べられれば十分です。
買いました。
パッケージはこんな感じ。
赤い龍が飛んでいます。
理由はわかりませんがなんとなく縁起が良さそうです。
中はこんな感じ。
ご飯が食べやすい形状で配置されています。
シウマイ弁当と言いつつ、シウマイ以外のおかずも多いです。
ぼくはワイングラスを片手に(中にはミニッツメイド)このベントゥーを頂きます。
耳を澄ませば小鳥のさえずり。
そして優しくぼくを包み込む木漏れ日。
爽やかな秋晴れは、今日の日のブランチをお祝いしているように思えました。
ぼくはシウマイとライスを交互に食べ、時にフライド・チキンに舌鼓をうち、緩やかな時の流れを楽しみます。
とってもセボン。
特にシウマイのジューシーかつ繊細な味わいは、シャトーブリアンにも劣りません。
どこからともなく流れてきたモーツァルトのヴァイオリンソナタ。
人類の希望や喜び、憂いや不安、その他湧き上がる全ての感情が濃縮したような、なんとも形容しがたいベントゥーの中を彩る橙色の杏子…
気づけばぼくは食事を終え、うたた寝をしていました。
まるで貴婦人の白昼夢のような、そんなお弁当でした。
シウマイ弁当。おすすめです。